2013年12月15日日曜日

シジフォスの神話以下

家々の又は山々の表土を剥ぎ取り放射性廃棄物中間貯蔵施設に一時保管するというのだが、除染工事施行前と施行後の線量を縦45センチ横60センチの携帯用黒板またはホワイトボードに750CPMと走り書きして除染前の半分になったとほんとうに喜んで写真を撮っているのではないこと位は後世の子供たちだけでなく家々の又は山々の回りで遊んでいると言う現在まで親の性で(いや国や自治体のわがままの性で、)県外又は国外へ避難させてもらえなかった子供たちだってその写真がただ政府から受注し現場には一人もいない東電社員と同じ元請けの鹿島などゼネコンのファイルのなかに入れられておそらくいずれ焼却されるだろうということ位は分かっている。翌日もう一度測定したら除染前と同じではないのか。なぜなら、今でも福島第一原発から大量に出ている放射線が風に乗って全国の家々又は山々に降り注いでいるのではないのか。シジフォスの神話で人々はそんないい加減なことはしなかった。来る日も来る日も同じように家々の又は山々の表土を剥ぎ続けるだろう。それが後世に伝わるべき神話になるからだ。
屋根の樋に溜まった落ち葉の除染は手作業によると福島県の除染マニュアルに書いてあるが、国の復興事業なので今まで入れなかった県外からの建設業者の人々はこのあまりに空しい被爆労働で心を病むのではないだろうか。人々はガイガーカウンターを1個ずつ配布されるのだが、何故かベクレルでもマイクロシーベルトでもなくカウントパーミニットなのであるが。いや換算表の説明などもうどうでもいいんです。

0 件のコメント: