2012年1月1日日曜日

10.26桜井市長宛て


南相馬市長
桜井勝延様
2011・10・26
下山保
いつも長船青治がお世話になりありがとうございます。
またマスコミ報道で、市長が電源三法交付金を断ったと知り、厳しい財政の中で決断されたことに心から敬意を表します。
私はこの間長船たちがしてきた活動を側面から応援してきた立場で、このたび同行させていただきます。私自身はパルシステムという生協に設立から30年間携わってきましたが、その会員であるパルシステム福島の配送センターが浪江町牛渡にあります。南相馬市にも組合員がいると聞いていますので、少しはご縁もあるかなと思います。
私の構想
私は別紙資料のように、311直後に当時のボランティア担当補佐官だった辻元清美氏を通して、ワーキングプアを「有償ボランティア」として活用するよう提案してきました。残念ながらそれは進んでいませんが、大企業を背景とした復興事業だけでなく、社会的弱者があまり搾取されずに働ける復興事業を是非実現したいと願っています。
長船は、まさしくワーキングプアの典型です。自らの生活も省みず被災者支援を続けてきました。奥さんの我慢も限界に達していると聞き及び、見るに見かねて何とかしたいと思った次第です。まずは長船たちの働き口を作りながら、それを拡げていくことが出来れば大変嬉しく思います。
とは言え、長船たちには事業を受ける資格も事業資金もありません。その面でも多方面の支援を受けなければならないという、回りくどい方法が必要です。
私の考える事業スキームは、長船たちは社団法人などでワーキングプアを組織し、産廃処理業や土木事業の資格を持った中小企業とコラボレートするというものです。
この場合、コラボレートする相手も、格差社会の犠牲になっている人々へ支援する意志が必要です。そのため私が交流をもち、NPOなどへの支援実績のある関西の事業協同組合に相談をしました。その結果ご支援いただくとの快諾を得ましたので、私や長船の相談役として武洋一氏をお連れしたいと思います。氏は中小企業協同組合総研というところの理事で実質的なリーダーですので、復興事業に関係するほとんどの事業に対応できる立場です。
長船の事業基盤については、私の責任で早急に社団を立ち上げさせることが出来ます。よろしくご配慮いただきたくお願いいたします。

0 件のコメント: