2010年2月9日火曜日

「 ガザ 」院内集会レポート

於・衆議院第2議員会舘第2会議室

13:30〜14:30

参加人数:約100名

率 直に言って質議応答の時間があれば良かった。AMNESTYのWebでの呼びかけ文では、「 国会議員からのご挨拶 」というのが集会内容にあるので、 もっと突っ込んだ話を聞くことができるかと期待していたが空振りだった。衆議院の首藤信彦・民主党議員がただひとり最後迄( たった1時間だったが、)い た。しかし、いただけという感じが私にはする。他にやはり民主党の辻恵議員と参議院の藤末健三・民主党議員が来席されたが一言ずつ挨拶されてすぐに退場さ れた。私は、この小集会が何を目指しているのかがよく分からなかった。呼びかけ文の集会テーマと思われるものは「 国際社会は国連決議にのっとった行動を  」というものだった。今なら理解できるのだが、これは、HumanRightsNowの 事務局長の伊藤和子さんのお話から、国連人権理事会においてもまた国連総会においても国連独立調査団の団長であるゴールドストーン報告書を承認する決議を したのであるが、日本政府は「 この報告書は前提としてイスラエルの悪が初めにありきという内容のものであり、公正なものではないので、私たち日本政府・ 外務省は国連決議を棄権したのです。」と志野光子・外務省総合外交政策局人権人道課々長はお話されたのでした。どことなくイスラエルのリブニ外務大臣に似 てサデイステイックでクールな感じで、「 今みなさんは( ナンセンスだと馬鹿にして私のことを、)笑われたのでしょうが、」と少し間を置いて話を続けた のでした。そうなのです。ここが今日の小集会の海老天のころものところなのです。この調査団の報告書のフォローアップの原文と邦訳および、前出伊藤事務局 長によるゴールドストーン判事インタビューなどを前出WEBで読むことができます。また、第64回・国連総会 人権理事会報告書・議題64「 高須幸雄特 命全権大使・国際連合、日本政府常駐代表によるステートメント 」2009/11/4の邦訳( HRNによる、)のビラは今日の小集会に参加した人しかも らえなかったかも知れない。公式声明として原文( 英語 )は日本の外務省のWEBで読める。

http://www.mofa.go.jp/announce/speech/un2009/un0911-2.html

最後に司会のAMNESTYの事務局長の川上園子さんが首藤議員に「 新政権、よろしくお願いします。」ってぺコリと頭を下げた。